ノスタルジイ

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四月、クルマで埼玉県川越市まで行って来た。
途中いとこが住んでいた福生にも立ち寄った。

いとこの家は東福生駅近くの米軍ハウスだった。
夏休み冬休みなど長い休みの度に遊びに行ってたせいか
そこは自分にとってとても懐かしい街。
福生の叔父さんは大のカメラ好きで
部屋には沢山の珍しいカメラが並んでいた。
子供ながらに僕は棚に並んだカメラにいつも興味津々だった。
今自分がこれだけカメラをいろいろ持つようになったのも
叔父さんからの影響が大きい。

米軍ハウスの木造平屋の床板の雰囲気やその匂いが
自分の記憶に未だに色濃く残っている。
また当時の夏休みに戻れるものなら戻りたいと
今回歩いてて思ってしまった。
またハウスの中に入ってみたい衝動に駆られたのだ。

福生の街には僕が子供の頃に見ていたままの古いコンクリート塀が
まだそこかしこにに残っていた。

......

川越は小江戸と呼ばれている。
古い木造や蔵造りの街並みが丁寧に残されていて
歴史を感じるちょっとおもしろい街だった。
川越で落ち合ったWさんに案内してもらって
猫のいる古民家に行ったり
ちいさな映画館や古い洋食店の残る道を歩いたり
何でもない狭い土のままの路地を歩いたりした。

おしまいに丸広デパートの屋上遊園地にも連れて行って貰った。
屋上階にはインコや金魚を売るペットショップもあった。
初めて訪れた場所だったけれどタイムスリップでもしてしまったかの様な
ノスタルジックな空間だった。


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TOTO

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正午からTVで『バラエティー生活笑百科』を観る。
「四角い仁鶴がま~るくおさめまっせ」のフレーズが有名な番組。
だけど最近仁鶴さんは奥さんを亡くされてから欠席数が多くなった。
ご本人ももう御年80歳だそうで、体調も心配になる。
代打で司会をつとめてる桂南光さんの味わいあるダミ声も
なかなか魅力あるんだけど。

...

何故かその後TOTOが聴きたくなった。
トイレの東洋陶器ではなくポップロックバンドのTOTO。
1984年に発売されてる「Isolation」を検索で探して、聴き始めた。

これを聴いてたのは高校生の頃。
ロザーナやアフリカが爆発的に売れた「TOTO Ⅳ」の次に出されたアルバムで
こちらはⅣに比べてやや不発気味に終わった一枚。

バンド結成時からドラムス担当だったジェフ・ポーカロは
わずか38歳でこの世を去った(1992年)。
ベースのマイク・ポーカロもALSを患い59歳で亡くなった(2015年)。
彼らの他界については全く最近まで知らなかった。
あんなに好きで聴いてたミュージシャンたちが
もうこの世から居なくなってたことを知った時は流石に愕然とする。

「Isolation」は懐かしい。
けど何だか恥ずかしい音楽にも聴こえて来る。
自分の過去そのものが聴こえて来るようで。
音楽には何処かそういう感覚がある様な気がする。


当時はアメリカやイギリスのポップス音楽ばかり聴いていた。
それと日本のYMO。

その頃毎日の様に聴いてた音楽は皆カセットテープに録音されてたので
しばらくは聴くことも無かったけど今はYouTubeがあるお陰で
時々思い出しては直ぐに聴くことが出来るから有難い。

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いつの間にか

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夏が終わってしばらくした頃に近くの道を通ったら
空き地のブロック塀の向こう側から塀を越えて道路側に向かって
草の弦がにょきにょきとまるで生き物の様に生えて来ているのを見つけた。
これはなかなか見ない光景と思って
今度またここに写真を撮りに来ようと思った。
それから一週間程経ってまたその道を通る予定が出来たので
早速鞄の中にローライフレックスを入れて行き、自転車でその場に行き写真に撮った。
弦の塊は一週間前に見た時よりも更に迫力を増していた様に見えた。

骨董店で写真を撮るアルバイトを始めてからもう一ヶ月以上が経った。
毎日の様に古い物を写真に撮りPhotoshopで画像修正する。
そしてインターネットにアップするのが仕事なのだけれど
骨董品は一つ一つが違う顔を持っているので一向に飽きることがない。
ただその店のオーナーのセンスがどうもいま一つ自分にはピンと来なくて
仕入れて来るモノたちにもそう優れた雰囲気を感じられない。
まぁ仕事だからと思いながら淡々と業務をこなしている。

自分だったらもっとこんな風に写真を撮るけどなぁ。
自分だったらこれとこれは一緒に商品として扱わないよなぁ、とか何とか。
仕事に多少慣れて来るといろいろと自分の主張みたいなものが
頭に浮かんで来てしまうのでちょっと気を付けなくてはなと思う。
言うは易し行うは難し、であるのだから。

だけど骨董品も売れて来ると楽しいものだろうなと思う。
自分自身のセンスそのものを人様が買って下さるのと同じ様なものなので
それはきっと嬉しいことに違いない。

こんな文を書いていたら何だか久しぶりに骨董市に出掛けたくなって来た。

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ついこないだ夏が終わったと思ったら
もういつの間にか秋の終わりに徐々に近づいて来てて
最近は部屋の窓から見える富士山のてっぺんにも白い雪が積もっている。

日も随分と短くなった。
また一雨ごとに冬が近づいて行くのだろう。

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七月に入った
あっけなく今年も半分が過ぎ去った
そろそろ自分が本当に気に入っている写真をまとめて行かなくては
と思う

平積みした本の表紙の上を這う虫
網戸の隙間から入って来たのか

ラジオから古いシャンソンが流れて来る
子供の頃に聴いてたわけでもないのに不思議と懐かしい

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部屋

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kanagawa



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