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静かな駅

130930-post540.jpg
kanagawa

電車に揺られて都心から少し離れた辺りまで行くと
日中あまり乗降客のいない様な静かな駅も多い

そこはちょっと昔までは少なくとも今より栄えていたであろう
駅前の商店が何軒かあり
中には今も現役でがんばっている店が数軒あって
そんな光景はこちらを少し明るい気持にもさせてくれる

この日駅前の定食屋は休みだった
真夏のとにかく暑い日の正午頃で
乗降客どころか町歩く人の姿もさっぱり見掛けなかった

暑さと喉の渇きに耐え兼ねて自動販売機で飲み物を買う
500mlのペットボトルもあっという間に飲み干してしまった

到着の電車から一組の老夫婦が下りて来た
駅を出ることなくふたりは待合のベンチに腰掛けた
旦那の方はすぐに立ち上がり駅前をうろうろしながら何かを見たり
ときどき手にした携帯電話をいじっていた
妻の方は紙袋の荷物と並んでベンチでじいっとしていた

......

10分くらいして一台の車が駅前にやって来た
運転席から40~50代程の女性が下りてきて
待合に座るふたりを迎えに来た様子だった
娘さんだろうか
彼女はふたりの持って来た荷物を一度にトランクにどっさとしまい
老夫婦ふたりは車の後部座席に嬉しそうな微笑を浮かべながら
ゆっくりと座ると
車は駅から真っ直ぐの国道の方に走って行った

また駅は誰も居なくなり
しんと静まり返った

何処からか蝉の啼き声だけがしていた





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Comment

ayuayuayuayua | URL | 2013.10.04 21:53 | Edit
静かな夏のホームや駅の情景が思い浮かんできました。
蝉のなく声…ほんの少し前のことなのに、なんだか夜の秋の虫の音が耳に慣れてきて、蝉の声がもうずいぶんと前のように感じます*
老夫婦のふたりでいる時と、娘さんらしきお迎えの車に乗り込む嬉しそうなご夫婦の姿を想像して、微笑ましくなりました。

お写真からは 影のかんじから夏の暑さがわかる気がしました。
なゆた | URL | 2013.10.04 22:44
映画のワンシーンみたい。
何でもない日常風景なのかもしれませんが、それを見るフィルターによって、いくらでも美しい場面になるものですね。

この写真、季節感の漂う物は何も写っていないのに、暑さが伝わって来ます。不思議。
ちまま | URL | 2013.10.04 23:53 | Edit
そんな駅に行ってみたいです。
懐かしいような田舎の駅舎とか、きっとほっこりするだろうなぁ~なんて思います。
noriさんの日記読んでたら、ひとつのドラマのはじまりのようですね♪
egipanda | URL | 2013.10.05 02:21
そう・・・・・・
そういう何気ない日常って地元の人間にとっては見慣れてしまった風景で、本当につまらないくらいにおもってしまうんだけど、
こうしてブログに書いて貰ってそれを見てる何も知らない私たちにとってはそれは映画のワンシーンのようであり、とても新鮮な風景であるんだと最近感じるようになりました

そう思ったらこのポストも後ろに見える店も趣あるなにかに見えてしまうもんだなって・・・
きいち | URL | 2013.10.05 14:36
昔ながらの夏のひとときです・・・
古い駅舎ってどんどん壊してしまって実に残念です。

今年も暑くて持ってる水を飲み干してまた飲み物を買うって
のを繰り返しました。
nori | URL | 2013.10.05 15:14 | Edit
ayuさん、コメントどうもありがとう。
本当に、ついこないだまで夏だった気がするんですけどね。
すっかり時に寒さまで感じる季節ですよね。

この暑さの中この駅前で、人の姿を入れて駅前の風景を
撮っておきたいななどと思っていたんですが
この二人の老夫婦とその迎えに来た娘さんらしき女性の
三人にしか結局出会えなくて、何故か撮ってきたのが
この郵便ポストだけでした。
あとは、この奥の駅よこの空き地にあった何か配線?かな?
そんな意味不明な写真は残して来たのですが…。^^
nori | URL | 2013.10.05 15:29 | Edit
なゆたさん、コメントどうもありがとう。
そうなんです…、何でもない光景でした。
でも僕たちの日常には、意外とこうした何でもないんだけど
ちょっとした映画のワンシーンみたいな光景って
たくさん転がってる気がするんですよね。
僕はそういう光景を上手に写真に撮ることは出来ません。
写真に出来ないので、少しだけこんな文章でそういう場面を
残せたらいいなと思う時があります。
本当に"少しだけ"ですけどね。^^

この写真、もう少しコントラスト上げて
もう少しこの日の暑さを表現した方が良かったかな?と
アップした後で、ちょっと思ってましたが
これでも暑さが伝わってくれてたみたいで、ホッとしました。
nori | URL | 2013.10.05 15:39 | Edit
ちままさん、コメントどうもありがとう。
ちままさんのご実家方面にはこういう静かな駅ありませんか?
神奈川県内ってお隣の東京都には無いような田舎っぽい駅も
少しだけまだ残ってるんです。
この駅、僕自身もまた行きたいんです。
でも、また行くなら真夏のカンカン照りの日に行きたいです。
雨の日では少し寂しいし、曇りの日ではちょっと違うし。
ほかの季節の晴れの日も、何か自分のイメージと
違う気がしてるんですよ。
その、自分のイメージっていうのは何なのか?自分自身でも
よく分らないものなんですけどね。笑

この後、この親子たちは家に無事着いて
冷蔵庫から出した冷たい麦茶でも飲んでたかも知れません。
nori | URL | 2013.10.05 15:50 | Edit
egipandaさん、コメントどうもありがとう。
何気ない日常の中って、映画のワンシーンの連続の様な気もします。
egipandaさんや皆さんからのコメント読ませてもらって
確かにそうかもと、今回あらためて思いました。
だから何もわざわざ高いお金支払って
映画館で映画なんて観なくてもいいんです…だなんて
そんなつまらないことは書きません。笑
映画はそういった人々の暮らしの中のちょっとしたシーンを
大きくクローズアップして僕たちに見せてくれる
ひとつの仕掛け装置なのかも知れませんね。
映画、大好きです。
多分それは、小説とか漫画なんかも同じなんでしょうね。

このポストも、後ろの食堂も、すごく魅力ありましたよ…!^^
nori | URL | 2013.10.05 16:02 | Edit
きいちさん、コメントどうもありがとう。
古い駅舎、たしかにどんどん壊されて行きますよね。
旅人としてそういう所を訪れる僕らにとっては
それは何だか寂しいことですよね。
でも、そこで生活している住民の人たちにとっては
駅が新しく綺麗になるということは、うれしい出来事かも
知れないので、ちょっと複雑ですよね。
古いままの方がずっと魅力あるのに!というケースは
あちこちで見かけます。

夏場の飲料水の売上って、凄いものがありそうですよね。
皆、暑いとコンビニ寄ってお茶とか水とかジュースとか
買いますもんね。自動販売機見つけると、思わず
買いたくなりますもんね。^^
海外から来た自転車ツーリングの外国人にとって、日本は
最高のツーリング場所だと聞いたことがあります。
風景は海、山、街といろいろ変化に富んでるし
ちょっと走ればいくらでも自動販売機があるので水分補給に苦労しない。
公園で水道の蛇口捻れば、いくらでも"飲める水"がふんだんに出て来る。
そういう意味で、日本は最高の環境なんだそうですよ。笑
J’s | URL | 2013.10.06 09:30 | Edit
ポストにどことなく寂しさがあるからなのか、撮りてがそう感じたからそう写ったのか。それとも見る側の私がただそう云う気持ちなのか(笑)始めに文章を読まずにただ写真をぼんやりと眺めていました。この写真はその見る時々でイメージが変わりそうな気がしますそんな私の頭の中は確実に秋モード(笑)
にゃんころりん | URL | 2013.10.06 15:17 | Edit
小津安二郎の映画みたいです。ポジだと、私もちと躊躇うかもしれません。モノクロネガだから、積極的に行けるのかも。ただ、逆光ネガはプリントするのは結構難しいです。下手したら、すごい手間がかかるし。その点、スキャンしてのデジタル編集は楽ですね。
こういうのは、映画に任せて、写真はもっと観念的なものとか、
逆に即物的なものとか、なにかのトリガーになるようなものとか、
そういうものを狙ってみたいと、最近は思います。
あるいは、映画ではなくて、美術系の写真に任せてかな。

ところで、写真の上の白い○はなんでしょうか?
nori | URL | 2013.10.07 08:16 | Edit
J’sさん、コメントありがとうございます。
ポストに寂しさがありますか?
見る時々でイメージが変わる写真、というのは
何だかうれしい言葉です。
ひとつの見方しか出来ない写真より
そういういくつかの見方の出来る写真を
またこれからも残して行きたいです。

"秋モード"というのは、確実にありそうですよね。^^
夏が終わってしばらくすると、それは確実に
やって来ますね。笑

また、遊びにいらして下さいね。
nori | URL | 2013.10.07 09:55 | Edit
にゃんころりんさん、コメントどうもありがとう。
小津安二郎みたい、というのはうれしい言葉です。
小津さんは自分にとって、誰よりも強い影響を与えてくれた
人物だからです。小津監督の映画を観ていると
何か本当にこころが落ち着くんですよ。
北鎌倉にある、小津安二郎監督のお墓には、何度となく
手を合わせに行ってます。自分の実際の祖父の墓前よりも
多く出掛けていたりします。笑

観念的、即物的…な写真というとどういう感じの写真だろう?
カール・ブロスフェルト、アルベルト・レンゲル=パッチュなどの
"新即物主義"をふと思い出しました。
ドイツを中心に写真史上、何度かやって来る流れですよね。
今はベッヒャー夫妻がやっぱり中心なのかな、そういう動き。

写真上部の○は、Fomapanを使ってると時々出て来る
製造工程中に出来る、マーキングです。
これが何のマークなのかは分からないけど、よくこの○に
12枚目をやられます。苦笑
僕の使ってるカメラのカウンターの始まりが遅いのか?
それともどのカメラを使ってもこれが被ってしまうのか?
その辺はまだ、分らないままなんです。笑

銀塩写真をメインにしているにゃんさん作の"SNS"。
あれは本当によく出来てて、凄いですね。
WEBページもいろいろ作れてしまうだなんて、ホント凄いです!
デザイン的にも、いまやってる「233写真部」より、好きです。
皆さんもぜひぜひ覗いてみてください!

http://sns.ginenstyle.com/openpne/

前にエイ出版から出ていた"CAMERA magazine"誌のように
「僕たち私たちは銀塩カメラが好きだ~」的な匂いを感じるような
そんなイメージで、誰でもが入りやすい場にして行けたらいいだろうねぇ。
ipernityやFlickrに、「I ♥ Film」とか「film.forever.」といった
グループがあるのですが、そういうニュアンスとか。

にゃんさん、本当にすごいです。驚きです。
何とかして広めて行きたいですねぇ。。
にゃんころりん | URL | 2013.10.08 13:39 | Edit
ベッヒャー夫妻といえば、アンドレアス・グルスキーの展覧会が来年大阪にも来るので楽しみです。まぁ、特段好きというわけでもないですけど、凄いとは思います。

Fomapan、ブローニーだと、そんなマーキングが出ちゃうんですか。写真の神様が、これ焼け、とマーキングされたとか...
=^_^;=

銀塩写真ユーザー限定SNS、まだ試験モードですが、モニター募集中です。大きな問題がないようなら、正式に公開しようかと。って、試験モードとたして変わらない状況かもしれませんが。=^_^;= まぁ、もともとニッチなSNSですし、サーバースペックも限られているので、問題なし。銀塩写真好きな人を見つけては、話のネタ代わりにお誘いしようかと思ってます。チョーのんびりやりますので、よろしく。
なんせ、銀塩スタイル ですから。=^_^;=
nori | URL | 2013.10.09 11:24 | Edit
にゃんころりんさん、ふたたびありがとう!
アンドレアス・グルスキーという写真家を、僕は恥ずかし乍ら
このにゃんさんからのコメント読むまで、まったく知りませんでした。
で、調べてみたところ、これは凄い人だね。
あそこまで突き詰めてしまうと、本当に凄い。
杉本博司が無の極地まで行った写真家だとしたらこの人のは、なんだろう?
超現実主義写真とでもいうか…。
有を通り超えて無に向かう写真かもね。
「99セント」という写真は、いいなぁ、究極の日常風景という感じで。
他の「東京証券取引所」とか、「カミオカンデ」というのも、見てみたいな。
でも東京での展示、とっくに終わってたんだね。笑
僕が今の情報をいかに見ていないかです。苦笑

調べてみると、この人はエッセンの芸大で
オットー・シュタイナート、ミヒャエル・シュミットらから教えを受けてて
デュッセルドルフでベッヒャー夫妻の下で写真を学んでるそう。
(オットー・シュタイナートって、何だか懐かしい。)

比べて、自分は何と個人的で狭い写真ばかりを量産しているんだか。
同じ"日常風景"でも、こちらはホントにその辺の「僕の日常」でしかなく
社会に対して何かを提示したり訴えたりというような力も何もなく。
自分って素朴だなぁ、つくづく… 。

大阪の国立国際でやるのかぁ。見に行きたいな。^^
でも大阪遠いなぁ。

Fomapan120、そう、ときどき12枚目(6x6)に出ます、○。
なので、12枚目に勝負の一枚がやって来たときは、素直に捨てて
フィルム入れ替えた方がいいかも。勿体ないから、と撮ってしまうと
この僕の一枚のような結末がやって来ます。笑
でも6x9、6x7、6x4.5の場合はどうだろう?わかりません。

"銀塩スタイル"、何かこう、宣伝してって人増やして行きたいですねぇ。
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