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言葉

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shizuoka

2005年発行の養老孟司の著書『こまった人』を読んでいる。
随分古い本だけれど、近頃本を買っていないので
たまたま本棚にあったまだ3分の1程度しか読んでいなかった
この読みかけの本を改めて読んでみるかと思って手に取った。

元々活字の苦手な人間なので本が一気に読めず、
よくこのテの読みかけ本が本棚の奥の方にひっそりと潜んでいたりする。

いま読むとこれが面白い。
時代は小泉純一郎首相の時代だった。
読み進んでいくと時々ハッとさせられる様な言葉と出会える。

 「人生は短い。一所懸命に働いている暇なんかない。」
 「どんな偉い人でも、死んでしまえばそれまでである。」
 「…仏教自体がなかなか面白くなった。
そういう心境では、ますます日々の出来事はどうでもよくなる。
なにしろ諸行無常、一切空なんだから。」
 「ブロイラーとして飼育されてる鶏は、現代の都会人に似ている。
目の前を餌と水が流れ、小さな金網の檻に閉じ込められている。」
 「どうせこちらは墓に行くだけ、あとのことは知ったことか。」

などなど…

話は変わるけれど、何で自分は写真なんて撮っているんだろう?と思う時がある。
こんなカネにもならないことをよくもまぁウン十年間も続けて来たものだなと…。
写真には、そこまでの魅力があるのだろうか?

以前見に行った写真展で、その写真家が書いていた言葉が印象に残っている。

「私にとっての写真とは、この人生の虚しさを埋める行為である。」

随分と上手いことを言う人だなと思って、感心した憶えがある。
けれど、その時に見た肝心の写真作品のことは
いまではすっかり忘れてしまった。



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Comment

ちまま | URL | 2014.09.18 16:53 | Edit
人生の虚しさを埋める・・・かぁ~。
なるほどなぁ~。
私の場合は、、、
ん~。
生きているうちにココロと目で見てきたものの記録でもあるし、記憶でもあるなぁ~。
それに、気分転換にもなるし、何よりも楽しいのが一番!
かな^^
ayuayuayuayua | URL | 2014.09.18 19:36 | Edit
写真を始める前と 始めてからで
大きく違うことは 目に映るもの、目に映る世界が
変わりました。
時に せつなさも含めて世界は 美しくなりました。
後で切り取った写真を見返した時に
自分のその時の気持ちをハッキリ思い出せなくても
どんな精神状態だったか なんとなくわかるようになった気がします。
高揚感であったり、気持ちが落ち込んでいたのかなとか、やっつけだったり。。。
目に映る世界が おもしろくなっています!
nori | URL | 2014.09.19 13:30 | Edit
ちままさんコメントいつもありがとう。
その「人生の虚しさを埋める」という文章を読んだときは
おそらく自分自身にもそういう思いが何処かにあったので
それで共鳴出来たのだろうと思ってます。
今の自分は、また多少違ってるんです。

ちままさんが思っている「たのしい気分転換」という
それがいちばんですよ。
今は、僕もそういう思いが大きいです。

ただ、自分の場合ちょっと写真の撮り過ぎで、その上現像を
ぜんぜんやらずに居るという状況が延々と続いてしまっているので
時々、ふと、「オレはいったい何やってるんだろうな…?」
と、それらの未現像フィルムを見ながら思ってしまうんですね。
その未現像の山を見て、何か虚しく感じてしまうときがあります。苦笑

ちままさんはどうか、現像をあまり沢山貯め込んでしまわない様に
気をつけてくださいね。^^
nori | URL | 2014.09.19 18:27 | Edit
ayuさん、コメントどうもありがとう。
僕はカメラを持ち始めた動機というのが、「電車を撮る」 だったんですね。
時は小学3~4年生の頃でした。
父にハーフのキャノンDemiを借りて当時の僕にとっては遠い上野駅まで
特急電車の写真を撮りに行ったことがそもそもの始まりでした。
そういう始まり方でしたから、写真を始めても目に見えるものが
「美しくなる」 なんてことは一切無くて、もうとにかく
色んな種類の特急電車のコレクションが最大目的でした…。笑

「ときに切なさも含めて、世界が美しくなっていった」

だなんて、ayuさんの写真生活は何と文学的で、そのこと自体何と美しいのでしょうか。

その後紆余曲折しながら、何故か相変わらず写真を撮り続けてる僕ですが
もう流石に電車はどうでも良いのだけど(笑)、自分の身辺風景を
相変わらずコレクションしているような感じです。

これは今や自分にとっての "最高の遊び"と言えるのかも知れません。
詩とか、俳句とか、スケッチとか、趣味にもいろいろあるけれど
いちばん自分にとってぴったり来る趣味。
言葉に出来ないことでも、写真だったら何となく撮れるし、そこに多少の自己投影も出来る。


目に映る光景が、写真をやってて変わって来た…だなんて素晴らしいことですよね。
写真には何か不思議な "効用" があるのかも知れないですね。
そういう僕も写真に教えられたことは今迄数知れずあります。

ayuさんの写真、今後もたのしみにしています。
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